2017年02月14日
西の高野山…火災報知機が何故か鳴る

最教寺は平戸市にある、真言宗智山派の寺。西の高野山と称されます。ここでは2月3日の節分の日に「子泣き相撲」が開催されます。

八十八カ所苔の参道。石仏群。何か安らぐ空間。

不動明王…

1988年建立の三重大塔は、日本一の規模を誇ります。塔の地下は暗黒の中を大日如来の胎内を巡る「胎蔵界」巡りがありました。
私は初めて胎蔵界巡りをしました。右手の壁の感触だけで、歩を進めることの難しさと、途中にある不動明王像の灯りが何とも有難い感じは自分の力だけでは、生きていけないのだよ…という戒めだったのでしょうか?
帰りに三重の大塔近くの寺務所でお茶をいただき、そこで働いている女性と色々とお話をしました。
と、その最中に何故か火災報知機が三回鳴ったんです。
耳が張り裂けそうなベルが鳴り響く中、涼しい顔をしている隊長。
帰り道で隊長はこう言いました。「報知機を鳴らしたのは不動明王だよ。火の神さまだからね」「それに俺がいたしね」
確かに帰り道の参道や出口までの間は一度も鳴らなかったよな~。しかし意味深な隊長の言葉…だけど、敢えて触れず。単なる故障だったら帰り道でも、また鳴るよな~って思いましたが。
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