2016年10月10日
平戸への旅 第二日目 生月(いきつき)島 隠れキリシタンの島

平戸大橋を渡り、平戸に来て二日目。まずは生月島方面へ。平戸と生月島は生月大橋でつながっています。そして生月「島の館」へ。

展示は、かつての捕鯨の方法~隠れキリシタンの生活~島の周りで見られる魚の順になっていましたが、注目すべきは、やはり「隠れキリシタン」関係の資料!!
展示室に入ると、オラショ(島の隠れキリシタンの間でだけ歌い継がれている、ラテン語の聖歌がなまった歌。意味が不明確なものも多い。)が、荘厳に流れています。
禁教時代にも迫害を逃れて、ひっそりと信仰を持ち続けた生月島の隠れキリシタン達。元クリスチャンの私の目からすれば、その信仰生活は現在のキリスト教徒のものとはかなり異なっていたという印象。
まずはマリア観音。幼子イエスを抱いた観音の描画。これらの絵は純日本風に描かれており、中にはちょんまげを、結ったイエスキリストの姿が描かれた絵もあるとか。
あとは、正月にその地区の司祭とされる長が、屋祓いの為、いわば祓串みたいなものを片手にした信者とともに、小さな十字架状の紙(オマブリという)を、信者の家に置くという、神道信仰との融合が見られます。
(注)(大分端折って書いています)
生月島という限定された場所で禁教令の中、正式な司祭もおらずキリストへの信仰を持ち続けるのは、並大抵の事では無かったのでしょう。日本古来の神道と混ざってしまっても、おかしくはないと思いました。
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Posted by blacknight at 15:05│Comments(0)
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